The_Genius_Sings_the_Blues_coverレイ・チャールズ、1957年のデビューからAtlantic 9作目(間にHollywood から2作もリリース)、通算11作目でPOP62位を記録。名曲揃い、レイの作品はボックスで買ったりしてたけど、色々アルバムとか散らばりまくってて、きちんと聴き入るってことをしてなかったりします。昨日のレビューからは、実に半世紀も古い作品になるけど、こういったルーツも好きだったりするので、今日は趣向変えてソウル・ブルースを。

1. Early In The Morning
アルバム初っ端、ゴージャスにバックを従えて、ノリ良く。レイのヴォーカルも汗が飛んでくるかのようにご機嫌、コーラス含め勢いが見事に揃ったような曲に
2. Hard Times (No One Knows Better Than I)
蔵出しAretha Franklin カヴァーで知った曲、かなりしっとりしたバラード。こういう、ナイトクラブに映えるような即興風も彼の持ち味


3. The Midnight Hour
続いてもバラード、渋すぎるブルースって感じもするけど、酒場で命を感じるような曲というか、ほんと世界観を想起させるのが巧い
4. Night Time Is The Right Time
1959年R&B5位・POP95位を記録。名曲!!!これを聴きたいがためのアルバムと言っても良いんじゃないかな、元はNappy Brown なるシンガーの曲だけど、レイは言わずもがな、JBだったりアレサだったりカヴァーされまくってきた名バラード。ソウルとしても素晴らしいし、特に中盤からのコーラス(?)というか、女性の挿入歌唱が凄い灰汁があってタマラン味。レイはほんとこういった起用もうまいよなぁ、染みるし、心は乗ってるし


5. Feelin' Sad
1963年POP113位を記録。録音環境が変化?拡声器のような声、結構ミシミシと響く感じで、でも彼の腹底しっかり伝わるスロウ


6. Ray's Blues
タイトル偽りなし、A面総決算スロウの極み。ピアノの流れ方、じっくりな歌唱だったり、素敵だ
7. I'm Movin On
1959年R&B11位・POP40位を記録。籠った音も味、B面スタートあってのハイテンポ、歌もムズそうだけど卒なく。カントリーさもあって、彼のジャンルを痛感、アレンジも結構奥での工夫が分かるし


8. I Believe To My Soul
なんか、相当にスロウに、儚さも多めに、オールディーズ感もたまらないくらいに印象的に。敢えての創りでインパクトになってるゾ
9. Nobody Cares
どんどんスロウにトドメ、その分声で場をしっかり雰囲気広げていくレイあって、決してだらけないのは強みだよなー
10. Mr Charles Blues
ピアノ軽快に、でも程良い緩さと、温かいレイのヴォーカルの融合が魅力。タイトル通りか、王道な作風
11. Some Day Baby
ピアノの響きが印象的、歌い方もどこか控えめで、アルバムの中でもちょっと変わった印象を持たせてくれる
12. I Wonder Who
余裕の叩き、歌唱、彼のブルース魂がしっかり曲にじんわり反映。似たような曲も多い中、楽しんでるのが伝わるのでニンマリだぞ

12曲・34分半、当時のブルース・ソウルを見事に堅実に表現してるなぁと。彼独自に進行する曲も多いけど、バンドを抱えてチャレンジしてくれる曲こそ、今の自分には響くかな。スロウが多いけど、ハイパーな曲にこそハマり。今は単体CDではなく、お得なボックスとかも多いので、色々下調べの上で聴いてもらえると良いかな、名盤発掘でした〜。

<過去レビュー>
1957年 The Great Ray Charles
1985年 Spirits Christmas
1988年 Just Between Us
1990年 Would You Believe?
1996年 Strong Love Affair
2004年 Celebrates A Gospel Christmas with the Voices of Jubilation
2005年 Genius Remixed
2008年 Live at Montreux Jazz Festival 1997 (Blu-Ray)

ファイヴ・オリジナル・アルバムズ
レイ・チャールズ
ワーナーミュージック・ジャパン
2010-08-04

Genius Sings the Blues
Ray Charles
Rhino/Wea UK
2001-02-19