ロイド君、22歳。前作からわずか1年のインターバルでリリースされた今作は、全米7位を記録(前作が最高2位だったので、やや不本意かな)。僕は、今まで彼の評判は聞いていたけど、本作が初めて本腰を入れて聴く作品となった。それは、Interlude なども削り、しっかり歌だけで真っ向勝負してきたところにカナリ興味を持ったとでも言いますか…。実際の声は、評判通り“ナヨ声プリンス”。ほんとアイドルな声、ちょっとジャニーズにも近いかもしれない。だけど、アメリカで言いかえるならば、若い頃のUsher 的な感じとも取れる。

1曲目「Sex Education」は、ベテランR&Bシンガーが好みそうな、ちょっとした哀愁を匂わす曲。2曲目「Girls Around The World」はLil' Wayne をフィーチャーした、パーティーソング(ただし、先行シングルにしてはヒットが不調な状態だけど)。3曲目「Treat U Good」は、Jonta Austin 作、軽やかなビートで高音が煌びやか。4曲目「Year of The Love」は、今流行りのシンセが多用されたミディアムスローなナンバー。幻想的かつ、伸びやかなヴォーカル・被りまくるセルフコーラスの具合が良い。5曲目「I Can Change Your Life」は、まるでNe-Yo 的な分かりやすいメロディ。単調だけど、時に流れるピアノの音や官能的なヴォーカルがグッとくる。7曲目「Have My Baby」は、よりむき出し感を前面に押し出した力強い曲に仕上がっている。8曲目「Love Making 101」はかなり良作、最初のシンセのドライな感じ・大人なファルセット的サビ…全体的に創りこまれててカッコイイ!9曲目「Party All Over Your Body」は、呟きJustin Timberlake をイメージ…機械音なんかも取り入れた実験的なナンバー。11曲目「I'm Wit It」は、今更ながら2Step 寄り・だけどこの時代にこの弾みはありかも。ラスト12曲目「Heart Attack」でのバラードは、かなり彼の勢いと抑揚を感じる、出来た曲。

一貫して3分半〜4分半ほどの曲が12曲。国内盤には、2曲のボーナストラックを追加。特に13曲目に収録されている「How We Do It (Around My Way)」はLudacris をフィーチャーし、アルバム発売前にリークされていて、軽快なリズムが面白い曲(ヒップホップ寄り)。今度、彼のヴォーカル力がもっともっと磨かれた時、R&B界を引っ張っちゃうことだってありそう。そんな素質に溢れたアルバムです。

レッスンズ・イン・ラヴ


Lessons in Love